会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

伊藤忠がエドウイン再建を引き受け 300億円以上を投入、金融支援と子会社化(産経より)

伊藤忠がエドウイン再建を引き受け 300億円以上を投入、金融支援と子会社化

伊藤忠商事が300億円超を投じてエドウインを傘下に収めるという記事。

「伊藤忠商事は11日、経営再建中のジーンズ大手、エドウイン・ホールディングス(HD)とスポンサー契約を結んで再建を進めるとともに、同社の株式を全株取得して完全子会社化することでも合意したと発表した。伊藤忠ではこの件で300億円を超える資金を投じる構え。」

「エドウインは金融取引の失敗などで500億円規模とみられる巨額の債務を抱えているもようで、昨年11月には私的整理である「事業再生ADR」の手続きを事業再生実務者協会に申請。倒産の回避を図ってきた。」

「エドウインの債務500億円のうち、伊藤忠の負担分以外は、三菱東京UFJ銀行など取引銀行団が200億円規模を債権放棄することで基本合意したという。」

「金融投資」というのはデリバティブ取引で、損失を隠していた不正経理だといわれています。

当サイトの関連記事(エドウインの私的整理について)

伊藤忠がエドウインを完全子会社に、5月めど-スポンサー契約を締結(ブルームバーグ)

「エドウインは2012年8月に為替デリバティブなどで巨額の損失が発覚。」

1年半越しで結実、エドウイン再建案の行方(東洋経済)

「そもそもスポンサーの選定に、事件発覚から1年半以上もの期間を要したのは、「真相解明と債権者集会での議論が長引いたため」(債権者の地方銀行)。粉飾発覚の直前にモルガン・スタンレーMUFG証券からの紹介融資を受けて手痛い火傷を負った地方銀行や信用組合などの多くは、エドウインの不透明な証券投資と大手行主導の再建計画に不信を抱いていた。」
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