会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

M&Aにおけるデューデリジェンス(資産査定)の理想と現実(幻冬舎より)

M&Aにおけるデューデリジェンス(資産査定)の理想と現実

(宣伝記事っぽい感じがしますが)小規模のM&Aにおけるデューデリジェンスは、ある程度自分でやることが有効だという記事。

「投資の世界に共通することは「自己責任」です。特に事業投資、M&Aはその傾向がより強まります。であれば、投資家・経営者自らデューデリジェンスをするのがおすすめです。もちろん、会計・税務知識に自信がないという方もいるでしょう。その場合でも、丸投げするのではなく、一緒になって調べることでコストを下げることも可能です。気になるところだけを部分的にデューデリ委託することもコスト削減には有効です。」

「小規模のM&Aで、決して丸投げしてはいけないものは、ビジネスデューデリジェンス(DD)です。引き継いだ事業をどのようにして伸ばすか。経営はアートともいわれることがありますが、事業を誰が行うかによって結果が大きく違ってきます。外部コンサルタントは、あくまで現状分析を行うにすぎません。また、自らデューデリに参加することにより、仮に問題が発生した場合でもリカバリーがしやすくなり、マーケティングなどの戦略策定も迅速に行うことができます。」

簿外債務などは見抜くのが難しいとのことです。

「これをいってしまうと元も子もありませんが、売主から「嘘」をつかれてしまうと、優秀なアドバイザーでも見抜くことが難しいことがあります。そのひとつが「簿外債務」です。退職給与引当、残業未払い、回収不能な売掛債権などは、比較的見抜きやすいですが、連帯保証債務や、訴訟リスク、株式の質権設定などは、隠されてしまうと見破ることがとても難しいです。」
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「企業会計」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事