会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

シャープ、赤字3千億円に 16年3月期、債務超過も 液晶、太陽光が低迷(産経より)

シャープ、赤字3千億円に 16年3月期、債務超過も 液晶、太陽光が低迷

シャープが2016年3月期に大幅な赤字を出して債務超過になるという記事。

「経営再建中のシャープの2016年3月期連結決算で、純損益の赤字がこれまでの2千億円から3千億円規模に広がる見通しとなったことが2日、分かった。主力の液晶や太陽光パネル事業が低迷した上に、工場設備や在庫の評価損が膨らむためだ。3月末時点で債務超過に陥ったとみられる。」

「シャープは台湾の鴻海精密工業から3888億円の出資を受け立て直しを図る方針。業績の「V字回復」を目指したい鴻海側の意向もあり、利益の出やすい体質をつくるために損失処理を一気に進める。」

V字回復のために赤字にするのだとすれば、まさに利益操作では。

逆に、2016年3月期本決算まで処理しなかったのは妥当だったのかという疑問も浮かびます。いままで債務超過にならない範囲で損失処理を手加減していたとすれば、粉飾決算です。

会社は報道を否定しているそうです。

構造改革に伴う損失処理などは現在、精査中=シャープ(ロイター)
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