「富士通」の販売子会社「富士通関西システムズ」が、複数の取引先との間で、「架空循環取引」を繰り返していたという記事。
先月破産した「NAJ」という会社と循環取引を行っていたようです。
「NAJの破産申立書などによると、06年11月期の売上高は、5年前の60倍の236億円。破産前に財務状況を調べた外部の公認会計士は「取引のほとんどは架空取引」との報告書をまとめていた。NAJは、大手通信会社の子会社3社や東証1部上場のIT関連企業、東証2部上場企業の子会社などとも取引があった。」
富士通の子会社だけでなく、他の大手企業グループとも循環取引を行っていたわけで、影響はもう少し広がるのかもしれません。
富士通子会社が循環取引
こちらの記事によると、富士通子会社の水増し額は年間数十億円に上る可能性があるそうです。
富士通子会社が循環取引 年間数億円規模の架空売り上げ
こちらの記事では、少なくとも年間数億円規模とのことです。
いずれにしても富士通本体にとっては大きな金額ではありません。
取引相手のNAJについてはこちらをどうぞ。
通信機器販売・メンテナンス株式会社NAJ 自己破産を申請 負債30億円
「年売上高は、2001年11月期約4億9200万円から2006年11月期には約236億1100万円まで驚異的な伸長をみせていた」というのは、あやしすぎます。
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