会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

宮崎銀の2行員が着服 総額1億2千万円か(日経より)

宮崎銀の2行員が着服 総額1億2千万円か

宮崎銀行で2件の大きな着服事件があったという記事。男女の行員による不正ですが、別々の事件です。

男性行員の方は...

「同行によると、1人は審査部に勤務していた男性行員(46)で、2011年11月から19年11月の間、架空の定期預金証書を発行するなどの手口で、預かった金を着服した。被害総額は約1億1360万円に上るとしている。金融庁からの情報提供で発覚した。

男性は内部調査で着服を否認したという。昨年11月の内部調査以降、接触できておらず、家族も1月上旬から行方が分かっていないという。」

女性行員の事件は、これよりは少額です。

「別の1人は門川支店(宮崎県門川町)に勤務していた女性行員(30)で、18年4月~19年11月の間、客になりすまして生命保険会社から解約請求書を取り寄せ、虚偽の説明をして客に記入させた。口座も開設させ、通帳を自分で持ったまま、振り込まれた保険解約金を着服するなどした。被害総額は約1140万円に上るとみられる。着服の事実を認めている。」

不祥事件の発生について(宮崎銀行)(PDFファイル)

これもひどい事件です。生活保護受給者や認知症の夫婦らが被害者です。

新たに5150万円を不正引き出し…認知症夫婦から 和光市元幹部の公判 不正取得の合計は8千万円に(埼玉新聞)

「起訴状などによると、被告は2016年4月~18年6月までの間、市福祉事務所が認知症の夫婦から預かっていたキャッシュカードを不正に使用。現金自動預払機(ATM)で計104回にわたり、現金計5150万円を無断で引き出したとされる。」

「被告はこれまで、県警に5回逮捕され、詐欺罪など6件で起訴。生活保護受給者や認知症の夫婦ら市民から不正に取得した現金は、今回の審理分を含め計約8千万円に上っている。」

これはよくあるパターン。

下請けに工事代金を水増し請求させ…2200万円詐取か(テレビ朝日)

「×××容疑者(68)は2013年、工事の下請け業者に架空の代金を上乗せして請求させ、東京・新宿区にある空調設備会社から2200万円をだまし取った疑いが持たれています。警視庁によりますと、××容疑者は9年前にこの会社を退職した後に嘱託社員として再雇用され、下請け業者に工事を発注する責任者を務めていました。取り調べに対して「架空の上乗せはしていない」と容疑を否認しています。だまし取った金は5年間で8000万円に上り、住宅ローンの返済などに充てていたとみられています。」
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