会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

みずほ銀障害:頭取「義援金が引き金」認める(毎日より)

みずほ銀障害:頭取「義援金が引き金」認める

大規模システム障害が発生したみずほ銀行の頭取の記者会見の記事。完全復旧ではないものの、メドはついたようです。

「西堀頭取は一連のシステム障害のきっかけが、東日本大震災の義援金口座への振り込み集中だったことを初めて認めた。処理の遅れを取り戻すため、日中の営業と処理を並行して行った結果、システムがダウンする悪循環に陥り、未決済取引は一時116万件に上った。同行は19~21日の3連休に現金自動受払機(ATM)を全面停止し、21日までに処理を済ませたが、22日以降も送金漏れや新たな未処理が発生するなどトラブルが相次いだ。

預金の出入金や振り込みなどができるようになり、ほぼ通常の業務態勢に戻ったが、公共料金やインターネットオークションなどの決済で顧客データを提供できない不具合が残り、一部で入金手続きを完了できていない状態が続いている。法人向けネット取引で外貨預金できないなどの障害も解消されていない。」

J-SOXでどのような評価になるかが気になります。財務報告にも関連するIT全般統制に不備があったということになるのでしょうか。(不備だとしても、たぶん、重要性や期末までに解消することで開示対象にはしないと思われますが)

預金ないのに不正に引き出し(TBS)

障害対応のための例外措置で不正が発生したようです。2億円程度で済むのなら想定内かもしれません。

「みずほ銀行では、システム障害によって預金残高を確認できないまま、利用者が申告した通りの金額の引き出しに応じました。これを知った一部の利用者が残高が不足しているにもかかわらず、不正に現金を引き出していたのです。中には、1人で複数の店舗を回って合わせて50万円を引き出したケースもありました。

 この不正な引き出しは全国440全ての店舗で発生し、少なくとも2600件、総額は2億円にのぼる可能性があるといいます。」
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