ジャスダック上場の五洋インテックスのプレスリリース。
監査法人のレビューが未了にもかかわらず、四半期報告書を提出してしまったことについて、調査委員会を設置し、事実関係や根本的原因を調べるそうです。
「当社は、2019 年 12 月 5 日に「2020 年3月期第2四半期報告書の訂正報告書の提出について」を開示しましたとおり、監査法人のレビューが未了にもかかわらず、2020 年3月期第2四半期報告書を東海財務局へ提出しかつ、その事実について適時に開示しなかった等の不適切な行為が行なわれました。
このような事態を踏まえて、まず、本件の事実関係の解明、根本的原因の特定等を行うために当社と利害関係を有しない外部専門家である外部の弁護士、公認会計士及び当社の独立役員でもある社外取締役、社外監査役で構成される調査委員会を設置するものです。」
監査人にとっては、監査報告書や四半期報告書の日付は、審査も含め、実施すべき手続が全て完了した日付ですから、重要な意味を持ちますが、会社側は、それほどの重要性をおいておらず、認識のギャップがあったのかもしれません。
訂正内容はこちら。
↓
2020 年3月期第2四半期報告書の訂正報告書の提出について(2019年12月5日)(PDFファイル)
「当社は 2019 年 11 月 14 日に「2020 年3月期第2四半期報告書」を開示いたしましたが、監査法人のレビューが未了のものを提出してしまいました。既に監査法人のレビューは終了し、その四半期レビュー報告書は 11 月 25 日に受領しております。経緯と致しましては、11 月 14 日の段階では決算数値が固まっていた事から、押印がされていないレビュー報告書にもかかわらず、正式なレビュー報告書を受領したと誤認識をしたためです。監査法人からは訂正報告をすべきと指摘を受けておりましたが、監査法人との見解の相違があり、調整などを行った結果、訂正報告をするに至りませんでした。11 月 25 日に四半期レビュー報告書を受領後も、引き続き監査法人との見解に関する調整を行った結果、訂正報告をする必要があると最終的に判断し、訂正報告書を提出する事とした次第です。」
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