相続税申告額、最多２．４兆円＝２１年、基礎控除引き下げ後―国税庁
２０２１年に亡くなった人に関する相続税申告額が２兆４４２１億円だったという記事。
「国税庁は１６日、２０２１年に亡くなった人に関する相続税申告額が２兆４４２１億円と、基礎控除が引き下げられた１５年以降で最多になったと発表した。株価が高値で推移するなどして有価証券の評価額が上昇したことや、相続税の納税者数が増えていることなどが背景にあるとみられる。」
2021年に亡くなった約144万人のうち、申告する必要がある被相続人は、約13万4000人（9.3％）とのことです。およそ10.8人に1人ということになります。
今年６月までの１年間に実施した調査概要も発表され、実地調査の件数は６３１７件とのことです。コロナ前の半分程度にとどまっています。
相続税・贈与税の追徴税額は．．．
「実地調査による追徴税額は５６０億円で前年比１６．２％増となったが、３年前と比べると８割弱だった。
贈与税に関する実地調査では、把握した申告漏れが１７５億円で前年比６０．５％増、追徴額も同８２．３％増の６８億円と大きく伸びた。」
令 和 ３ 年 分 相 続 税 の 申 告 事 績 の 概 要（国税庁）（PDFファイル）
令 和 ３事務年 度 に お け る相 続 税 の調 査 等 の状 況（国税庁）（PDFファイル）
