東芝の半導体メモリー事業の売却先に選ばれた企業連合に韓国半導体大手SKハイニックスがCBにより資金拠出することを提案しているという記事。
「東芝(6502.T)半導体メモリー事業の入札で優先交渉先に選ばれた企業連合に対し、韓国半導体大手SKハイニックス(000660.KS)が転換社債(CB)を通じて資金拠出するスキームを提案していることわかった。
将来的に同事業にSKハイニックスが議決権を持つ内容を含むとみられ、東芝側の説明と食い違っている可能性がある。複数の関係者がロイターの取材で明らかにした。」
「東芝は先月21日、「東芝メモリ」の売却で、政府系の産業革新機構、べインキャピタル、日本政策投資銀行による企業連合を優先交渉先に選んだと発表。併せて、SKハイニックスがべインに融資する立場で同連合に関与していると説明していた。
23日の記者会見で東芝の綱川智社長は「SKハイニックスには、企業連合の1つに融資することで議決権がない」と明言。議決権がないことを根拠に、SKハイニックスに技術流出する懸念はないとの見方を示した。
しかし、SKハイニックスが一定の条件で株式に転換可能な社債であるCBを引き受けるならば、将来的に東芝メモリの議決権を持つプランを含む可能性が濃厚だ。」
SKハイニックスからすれば、融資だけではあまりメリットがないでしょうから、当然、議決権をねらうでしょう。東芝は、それは承知の上で、株主総会を乗り切るために、いい加減な開示を行ったのでは。
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