上場企業の2018年3月期決算で、「継続企業に関する重要事象」を初めて記載した上場企業が8社あったという記事。「継続企業の前提に関する注記」を新規に行った会社はなかったそうです。
「サノヤスホールディングス(株)(TSR企業コード:576562386、東証1部)は中核の造船事業の採算悪化が響き、金融機関とのシンジケートローン契約上の財務制限条項に抵触した。また、低価格中華料理チェーン「幸楽苑」などを手掛ける(株)幸楽苑ホールディングス(TSR企業コード:152024999、東証1部)も店舗の減損損失がかさみ、多額の当期損失を計上、金融機関と締結した財務制限条項に抵触した。今後は人気ステーキチェーン「いきなり!ステーキ」のFC展開などの多角化で再建を図る。」
「8社のうち、借入金に関して金融機関からの財務制限条項に抵触したケースが3社あった。いずれも金融機関の了解・合意を取り付けている。また、継続的な赤字計上を理由とするケースが5社だったが、今後の対応策などが取れているとして重要事象にとどまり、GC注記には至らなかった。」
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