三井住友銀行が東京都内の不動産会社の紹介で六十数社に融資した170億円のうち、100億円程度が回収不能見込みであるという記事。不動産会社の元幹部社員は、担当した行員3人が融資先の一部がペーパーカンパニーと認識し、うち2人にはリベートが渡っていたと述べているそうです。
また、記事によれば、問題の不動産会社の取締役には17年9月から19年3月まで、暴力団関係者が就任していたそうです。
行員の関与については以下のように書かれています。
「元社員ら関係者によると、高円寺法人営業部の行員はコシ社社長に「融資する会社の業種は偏らないようにしてほしい」と、ペーパーカンパニーの設立にあたって注文をつけていた。
一方、コシ社社長は元社員ら複数の関係者に「クルーザーに乗せたり、旅行に連れて行ったりして行員を抱き込んでいる」「行員には融資金額の約1・5%をバックしている」などと話していた。融資をめぐるリベートは、コシ社の通帳に行員の頭文字を鉛筆で書き入れて管理していたという。」
これが本当だとしても、かつてのイトマン・住銀事件と比べれば、ゴミのような不正かもしれませんが・・・。
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