クレディスイス・グループが大リストラ計画発表(ブルームバーグ配信)
クレディ・スイス・グループが大リストラ計画を発表したという記事。
「スイスの銀行クレディ・スイス・グループは、40億スイス・フラン(約5900億円)規模の増資と投資銀行部門の縮小、数千人の人員削減を伴う戦略計画を発表した。同行は収益力回復に取り組んでいる。計画発表後、同行の株価は一時約16%下落した。
27日の発表によると、株主割り当て増資とサウジ・ナショナル・バンク(SNB)などの投資家への新株売却による2本立ての増資を計画している。出資によりSNBのクレディ・スイス持ち分は最大9.9%と、大株主になる可能性がある。
投資銀行は実質的に分割し、助言・資本市場事業を手掛ける独立した銀行を誕生させ、「ファースト・ボストン」のブランドを復活させる。」
決算への影響は...
「同時に発表した7-9月(第3四半期)決算は大幅な赤字。投資銀行業の苦境が続き、富裕層顧客が資金を引き揚げた。7-9月期の純損失は40億3000万フラン(約6000億円)。損失には事業再編に絡む繰り延べ税金資産の評価引き下げによる37億フランが含まれる。
「事業再編の費用は24年までで約29億フランを見込む。同行は今年10-12月(第4四半期)も恐らく赤字との見通しを示した。」
繰延税金資産取り崩しで火に油を注ぐというのは、海外も同じなようです。
クレディ・スイスのプレスリリース。
Credit Suisse unveils new strategy and transformation plan(PDFファイル)