会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

パスコ、不適切会計の可能性 決算発表を延期(日経より)

パスコ、不適切会計の可能性 決算発表を延期

パスコ(東証スタンダード)(セコム子会社だそうです)が、不適切会計処理の可能性があると発表したという記事。

「社内調査委員会で調べたところ、各年度(2021年3月期・2022年3月期)末に完了した案件の利益の一部を翌期に繰り越し、利益を操作していた事実が確認された。調査に時間を要するとして、2月8日に予定していた22年4〜12月期の決算発表を延期する。」

特別調査委員会を設置して調べるとのことです。

2023年3月期第3四半期決算発表の延期及び特別調査委員会設置に関するお知らせ(パスコ)

「当社は、2023 年2月8日に予定しておりました 2023 年3月期第3四半期決算発表に向けて準備 を進めてまいりましたが、当社社員より不適切な会計処理が行われているとの報告があり調査を 行ったところ、2021 年 3 月期および 2022 年 3 月期おいて利益先送りに関する不適切な会計処理が 行われていた可能性があることが判明いたしました。

これを受けて 2023 年 1 月 30 日に社内調査委員会を発足し、各調査対象者にヒアリングを行い 利益操作の事実を確認致しました。その内容は、2021 年 3 月期および 2022 年 3 月期の年度末に完了した案件の利益の一部を翌期に繰り越したというものであり、その他に類似する事案が行われて いないかを社内調査委員会により全社的に調査を進めておりますが、調査に一定の時間を要するこ とから、上記のとおり、2023 年3月期第3四半期決算発表を延期することといたしました。」

影響額は示されていません。

利益先送りとはいえ、虚偽表示であることには違いはないので、影響が大きければ、訂正も必要でしょう。

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