リプロセル(ジャスダック)の2021 年3月期第1四半期連結決算発表の延期に関するプレスリリース。
2021年3月期第1四半期の決算発表を、2020年9月下旬に予定しているとのことです。
「新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、当社は、2020年8月12日付「第18回定時株主総会招集ご通知」のとおり第18期定時株主総会を2020年8月27日に開催し、2020年8月28日に関東財務局に第18期有価証券報告書を提出する予定としております。
2020年3月期決算は7月10日に発表済みですが、当社は、本株主総会において2020年3月期の連結計算書類並びに会計監査人及び監査役会の連結計算書類監査結果を株主様に報告する予定であることから、2021年3月期第1四半期の決算発表は、本株主総会完了後に行うことが妥当であると判断いたしました。
一方、当社グループにおきましては、お客様、従業員、その他関係者の安全を第一に、在宅勤務、時差出勤など継続的に新型コロナウイルス感染症拡大防止策を実施しており、連結決算業務に通常よりも時間を要しております。そのため、有価証券報告書の提出直後に2021年3月期第1四半期の決算発表を行うことが困難な見通しであります。」
7月10日に前期本決算の決算発表が済んでいるのなら、有報提出を、わざわざ、8月下旬の株主総会の後に延ばす必要はないように思われますが...。有報は総会の後というルールはないはずです。
上記プレスリリースでは否定していますが、内部統制の重要な不備も遅れの背景としてあるのかもしれません。
財務報告に係る内部統制の開示すべき重要な不備に関するお知らせ(7月10日)(PDFファイル)
「当社は、2020年8月下旬に提出する予定の2020年3月期の内部統制報告書において、開示すべき重要な不備があり、当社の財務報告に係る内部統制は有効でない旨を記載することになりましたので、下記の通りお知らせいたします。」
「当事業年度において、当社は適切な経理・決算業務のために必要な相互チェック・承認体制を整備するに足る人員が不足しており、決算・財務報告プロセスに係る内部統制の整備及び運用が不十分であり、当該財務報告に係る内部統制の不備は、開示すべき重要な不備に該当すると判断いたしました。したがって、2020年3月31日現在において、当社の財務報告に係る内部統制は有効でないと判断いたしました。」
最近の「企業会計」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2000年
人気記事