金融庁が、ESG評価機関などに対する行動規範を策定するという記事。世界初の試みだそうです。
「金融庁は、ESG(環境・社会・企業統治)の評価機関などに対する行動規範を月内に策定する。投資判断を行う上でESG関連の企業評価やデータが重要性を増す中、評価機関に行動規範の順守を呼び掛けることで透明性や公平性を向上させる狙いだが、実効性をどう担保するかなどの課題もある。」
今年7月に案が出され、多くのコメントが寄せられているそうです。
「行動規範は評価機関に取り組みを強制するものではないが、7月に公表した原案は、データの品質確保や専門人材の育成など6つの原則を明記し、それを実施するための考え方も盛り込んだ。
金融庁は、原案公表以降に関係者から寄せられた200件近い意見を精査しつつ、最終決定に向けた詰めの作業を進めている。」
「金融庁の高田英樹・総合政策課長は11月に都内で講演し、「評価機関の判断自体を問題にするものではないが、判断の根拠となる情報が十分示されていないことで、評価を受ける企業の不満を招いている」との見方を示した。」
いつもは海外の後追いなのに、企業(経団連)からの圧力があったのでしょうか。
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