日本公認会計士協会は、第49回日本公認会計士協会学術賞の受賞作品を発表しました。
今回は1冊だけです。
[著 書]
危険とリスクの会計‐アメリカ会計基準の設定過程を通じた理論研究‐
著 者 久保 淳司 氏
発行所 株式会社中央経済社 2020年9月刊
「本書は、今日のアメリカの会計基準における会計処理に関して企業活動の諸リスクを財務諸表に計上することの理論的な根拠を提示するものである。その仕組みの解明のために、従前の会計処理を採用している会計基準(SFAS5号「偶発事象に関する会計」“Accounting
for Contingencies”など)と、「新しい会計処理」を採用している会計基準(SFAS143 号「資産除去債務に関する会計」“Accounting for Asset Retirement Obligations”など)を中心に検討がなされている。」(学術賞審査委員会による書評より)
「本書は、企業活動の諸リスクに関する会計処理の根拠について、会計基準の設定過程における各種資料まで遡って丹念に考察した学術書であり、不確実性を伴う負債の会計に係る労作である。日本の会計基準との比較考察も含まれ、公認会計士のみならず会計基準設定主体者、国際会計研究を行う研究者、企業の情報開示担当者及び財務諸表利用者に幅広く貢献出来る文献であると考えられる。」(同上)
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