元IASB委員、山田辰己氏による解説記事です。
やはりIASBの動向が詳しく書かれています。
ポイントより一部抜粋
・各国会計基準設定主体及びそれらの地域組織との連携をより強化するための会計基準アドバイザリー・フォーラムの設置が提案されており、今後は、 IFRS設定プロセスで重要な役割を担うことになる。
・MOUプロジェクトに加えて、概念フレームワークの見直しが大きなテーマとして取り上げられ、2013 年夏にディスカッション・ペーパー、2014年半ばに公開草案、そして、2015年9月までに見直しを終了することが予定されている。
IASBとFASBが進めているMOUプロジェクトの進捗は以下のような状況だそうです。
(1)リース:2013 年第1 四半期に公開草案の公表
(2)収益認識:2013 年第1 又は第2 四半期に最終基準の公表
(3)金融商品 (分類と測定の限定的見直し):2012 年11 月に公開草
案を公表済み
(4)金融商品(減損):2013年第1 四半期に公開草案の公表
(5)金融商品(一般ヘッジ):2013 年第1四半期に最終基準の公表
(6)金融商品(マクロヘッジ) :2013年第1 又は第2 四半期にディスカッション・ペーパーの公表
「2013年にはかなりの部分が完成すると予想されます」とのことですが、解説をよく読むと、例えば、「リースについては、 米国において反対が多いことから、 2013年第1四半期に公開草案が公表されたとしても、 その後の展開が遅れるかもしれません」という状況なので、すんなりとはいかないようです。
Conceptual framework among IASB priorities(JournalofAccountancy)
SEC Stands Pat as Global Accounting Forges Ahead(CFO)
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