ヤギ(東証2部)のプレスリリース。
不適切な取引に関する社内調査報告書を受領したとのことです。
過年度訂正は行わないようです。ただし、会計監査人の監査を受けている関係で、変更となる可能性を述べています。
「当社は、社内調査委員会の調査の結果を受け、過年度及び 2021 年3月期第1四半期から第3四半期における連結財務諸表等に対する金額的な重要性は乏しいと判断し、当該期間の連結財務諸表等の訂正は行わず、2021 年3月期年度決算において一括処理をいたします。」
60ページほどの調査報告書が添付されています。
各年度決算への影響は...
(調査報告書をきちんと読めてはいないのですが)同社「福井支店」において、外部取引先を巻き込んで架空循環取引が行われていたようです。
「A 社は福井支店の最大規模の仕入先であり同社との取引は 50 年以上に及んでいる。
A 社との取引では、当社が独自に原糸を仕入れユーザーに販売することに加えて、一定期間在庫として保管し(ストック機能)、A 社の指定に基づいて原糸のまま、または仮撚り加工等を加えて、指定された販売先に指定された単価で販売することもある。 」
業種独特の複雑な取引の流れがあるようです。
循環取引説明図(調査報告書より)。
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