会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

2023 年3月期第3四半期決算発表の延期に関するお知らせ<EUによるロシア向け制裁措置違反の可能性>(ミマキエンジニアリング)

2023 年3月期第3四半期決算発表の延期に関するお知らせ(PDFファイル)

ミマキエンジニアリング(東証プライム)のプレスリリース。

欧州子会社において、EUによるロシア向け制裁措置違反の可能性があるとのことです。

「当社は、2023 年3月期第3四半期の決算発表について、2023 年2月9日に行うべく準備を進めてまいりましたが、その過程で、当社欧州子会社であるミマキヨーロッパ(オランダ)の販売取引において、EUによるロシア向け制裁措置違反の可能性があることが判明いたしました。当社会計監査人である有限責任監査法人トーマツ(以下、トーマツ)と協議した結果、当社において事実認定及び再発防止策の策定を行うことといたしました。このため、現時点では第3四半期決算確定の目処が立たないことから、決算発表を延期することといたしました。」

詳しい経緯を述べています。

カザフスタン、ウズベキスタンの代理店を販売先とする取引が問題になっているようです。まだ違反が確定したわけではありません。

現段階において、決算発表日は未定とのことです。

ミマキエンジニアリングは、ロシアに現地法人、支店、駐在員事務所等は置いていないそうです(かつてはロシアの代理店への販売はあった)。それでも違反を犯してしまう可能性があるということは、よほど注意しないといけないのでしょう。

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