中央青山監査法人のサイトより、2005年3月期決算の減損会計早期適用事例集。
非常に充実しているので、2004年3月期・2004年9月中間期の事例と合わせて使えば、市販の減損事例本は不要でしょう。
「当該資産グループの回収可能価額は、正味売却価額または使用価値により算定しており」(愛知トヨタ自動車)といった会計基準違反(と私が解釈するところ)の注記例もあります(減損会計基準では、回収可能価額の算定方法を注記することになっており、正味売却価額と使用価値のどちらを使ったのかがわかるように書くべきです)。そろそろしかるべき機関が注意喚起して、是正させるべきだと思います。
---関連本紹介---
減損会計の本
(あまり古い本だと役に立ちませんが、減損適用指針を反映しているものなら大丈夫です。)