換金のために架空受注でパソコンを納めさせたとして、東証1部上場の電子機器販売会社、富士ソフトの元営業課長代理が背任容疑で逮捕されたという記事。
「逮捕容疑は、大阪市中央区の事業所に勤めていた06年3月、架空受注でパソコンを仕入れ、富士ソフトに代金約2700万円の損害を与えたとしている。パソコン122台は倉庫用に借りたマンションに保管し、中古パソコン店で計約2100万円で換金していた。」
「架空受注の総額は06年3月に発覚するまでの約1年だけで約4億円に上る」そうです。
記事だけでは詳しい手口はわかりませんが、受注があったといって、その架空の受注に見合う仕入れを行い、商品は、発注者(あるいは発注者の指定した先)に直送したことにして、架空の売掛金を計上していたのでしょう(発注者自体は実在する得意先だったかもしれません)。そのままでは、売掛金が滞留して、すぐに発覚してしまうので、後に行われた別取引の換金分を充当するなどしていたと想像されます。
最近の「不正経理」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2000年
人気記事