東証1部上場の福井コンピュータが、創業者である社長を解任し、取締役に降格させたという記事。
「・・・真氏は96年、福井市内の温浴施設運営会社の社長に就任。その後、会長となり、同社の株式の76.5%を保有して個人経営してきた。しかし、温浴施設運営会社は09年10月期で債務超過に陥り、真氏個人の借金を含む計約36億円を合わせて金融機関3行から借り入れたが、返済が7カ月遅れているという。」
赤字となっている社長個人の事業に、会社からはカネが出ていない(プレスリリースではふれていない)ようですから、最低限の節度は保ったとはいえるのかもしれません。
代表取締役の異動に関するお知らせ(PDFファイル)
社長解任の理由として「代表取締役社長の社会的信用の失墜は、当社の信用悪化につながり、ひいては企業価値に悪影響を及ぼしかねません」と述べています。
「事業等のリスク」の記載内容に関するお知らせ(PDFファイル)
社長の個人的な事業の状況については、平成21 年3 月期の有価証券報告書と決算短信の「事業等のリスク」で開示していたようです。4月12日には、そのことをわざわざ適時開示で念押ししています。
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