日本公認会計士協会は、第48回日本公認会計士協会学術賞の受賞作品を発表しました。
以下の2冊です。
学術賞‐MCS賞 アメリカ病院原価計算
「本書は、米国における保険者機能の強化を背景とする病院原価計算の精緻化と「価値」概念の導入との関係性における病院原価計算の合理化の過程を、主に米国の文献を中心に検討したものとなっている。我が国においても、診療報酬の改定や医療供給体制の改革を伴う医療・社会保障改革のもとで、各医療機関は業務プロセスの最適化と戦略的意思決定に資するデータに基づいて内部プロセスを改善するため病院原価計算に関して一定の合理化を迫られており、本書の内容は、学術的な貢献にとどまらず、病院原価計算システムを構築しようとしている医療機関や当該システムの導入支援を行う公認会計士やコンサルタント等にとっても、実務的に貢献するものであるといえる。」(学術賞審査委員会による書評より)
学術賞‐会員特別賞 退職給付会計の会計方針選択行動
(電子書籍版)
「本書は退職給付会計基準の導入に伴う経営者行動を実証的に研究したものであるが、退職給付会計基準、退職給付債務測定モデル及びアクチュアリーレポートの詳細な分析を行っており、公認会計士のみならず、財務諸表利用者、年金制度立案者、政策立案者等多くの人にとっても有用である。特にアクチュアリーの独立性に対する実務上の問題点及び解決策の提唱は、監査の観点から検討に値するものである。」(同上)
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