事業会社からのスタートアップ創出を促すための「起業家主導型カーブアウト実践のガイダンス」を取りまとめました
経済産業省は、「起業家主導型カーブアウト実践のガイダンス」を、2024年4月26日に公表しました。
「本ガイダンスでは、革新的な技術の事業化に取り組む主体としての「スタートアップ」に着目し、事業会社が自社組織の限界により事業化できない技術を事業化するために事業会社とは別の法人(スタートアップ)を創設することを「スタートアップ創出型カーブアウト」としました(子会社や自社事業の一部を切り出すという意味での「カーブアウト」とは異なります。)。
「スタートアップ創出型カーブアウト」の中でも、起業家が主導してカーブアウトのプロセスやその後の経営に取り組む「起業家主導型カーブアウト」は、そのプロセスがボトムアップで進むがゆえに、対象となる技術の捉え方や創設されるスタートアップに期待される成長速度などの基本的な認識について事業会社と起業家との間に齟齬が生じやすく、共通認識の下での社内調整を行うことがより重要となります。
そのため、本ガイダンスでは、起業家主導型カーブアウトに着目し、その特徴等を整理して実践的なカーブアウトの手法をお示ししています。
また、それらを踏まえ、実践に向けた事業会社のあるべき姿や社内での検討や調整におけるつまずきのポイントを整理するとともに、NECやHondaなど自社からのスタートアップ創出に先進的に取り組んでいる事業会社の協力を得て事例集もまとめています。」
約70ページの報告書です。全6ページの概要もついています。
(概要より)