会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

ファミマ、TOB対応苦慮 伊藤忠・M&A指針の板挟み(日経より)

ファミマ、TOB対応苦慮 伊藤忠・M&A指針の板挟み
賛成でも価格安く「応募は株主判断」


ファミリーマートが、伊藤忠商事によるTOBに賛成しながらも、応募に関しては株主の判断に委ねたという記事。

経産省の「公正なM&Aの在り方に関する指針」に従ったのだそうです。

「伊藤忠商事がファミリーマートを完全子会社にするTOB(株式公開買い付け)を始めた。ファミマ経営陣はTOBに賛成したが、応募に関しては株主の判断に委ねるとした。新型コロナウイルスで株価が大きく下がるなか、買い付け価格が一致しなかったためだ。子会社のファミマ経営陣は経済産業省のM&A(合併・買収)指針を踏まえ、対応に苦慮した。」

ファミリーマートは特別委員会を設置し、その特別委員会はファミリーマートとは別に、PwCアドバイザーと契約し、価格算定をやらせたそうです。PwCは、最低でも2472円という価格(TOB価格を上回る)を出したそうです。ファミリーマートが起用したメリルリンチは、2054円(下限)でした。

(訂正)「親会社である伊藤忠商事株式会社の子会社であるリテールインベストメントカンパニー合同会社による当社株券等に対する公開買付けに係る意見表明に関するお知らせ」の訂正に関するお知らせ(ファミリーマート)(PDFファイル)(100ページ以上あります。)

当サイトの関連記事(東京証券取引所の「「公正なM&Aの在り方に関する指針」を踏まえた開示状況集計」について)
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