日本生命保険が準備金を5000億円程度取り崩して赤字を回避する見通しであるという記事。
生保の会計規則では、合法的な処理なのだとは思いますが、企業会計の一般的な常識からすれば、資本取引と損益取引を混同した粉飾決算です(一般企業で積立金を取り崩しても利益にはできないのと同じ理屈)。こうした理屈に合わない会計規則を放置している監督当局(金融庁)は会計のことがわかっていないのでしょう。
IFRSが導入されればこうしたことはなくなると思いますが、株式会社化し上場している会社でなければ、従来どおりなのかもしれません。
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