「自動運転強化」狙うが相乗効果に疑問の声も
ルネサスエレクトロニクスによるアメリカの半導体企業・IDT買収を取り上げた解説記事。
買収金額は約7330億円とのことです。
多額ののれん計上など、財務への影響は...
「買収の完了は2019年上期を予定している。買収資金の大部分(約6790億円)は借り入れによって調達する。ルネサスの自己資本比率は30%程度まで下落する見込みだ。アメリカの格付け会社S&Pグローバルはこれを踏まえ、同社を「クレジット・ウォッチ」に指定。格下げの可能性を示唆している。
来期からIFRS(国際会計基準)に移行するため利益への影響はないものの、多額ののれん代にも注意が必要だ。今回の買収資金7330億円に対し、IDT社の純資産は710億円程度。差額の6620億円がのれんを含む無形固定資産に該当する。ルネサスはインターシルの買収ですでに1586億円ののれんを抱えている。柴田氏は「世界の半導体企業と比較すれば、決して高い水準ではない」としているが、減損のリスクはつきまとう。」
会社のプレスリリース。
米国Integrated Device Technology社の株式取得(子会社化)に関するお知らせ
ルネサスがIDTを買収し、組み込みソリューションで世界をリード
IFRS導入スケジュールについて。
国際会計基準(IFRS)の任意適用予定時期変更のお知らせ
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