東芝が、米サウスカロライナ州の原発建設プロジェクトを巡り、地元住民から損害賠償を求める集団訴訟を提起されたという記事。
「訴訟の対象になっているのは、WHが請け負っていたVCサマー原発の建設費負担を巡る問題だ。原告らは電力料金に上乗せする形で建設費の一部を負担してきたが、プロジェクト中止で損害を受けたと主張している。WH親会社だった東芝にも責任があるとしており、今後も同様の訴訟が広がる可能性がある。」
東芝 米住民から損害賠償求める集団訴訟(NHK)
「訴状では、原告の住民2人は2008年から9年間にわたって原発の建設コストを上乗せされた電気料金を支払ってきたとして、損害賠償を求めています。
損害賠償を求めている金額は、訴状に記載されていないため、現時点では不明だとしていますが、今後原告の住民が増加していく可能性があるということです。」
薄氷の東芝再建(4)終わらない危機(日経)(記事冒頭のみ)
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この連載記事でも取り上げています。
この訴訟のほか、前から問題になっているLNG調達契約についてふれています。
「LNGの転売先を確定できておらず、現状では少なくとも20年間で累計2千億円規模の損失が生じる見込みだ。」
これは当然当期に損失処理しなければならないでしょう。
当社に対する訴訟の提起について(東芝)(PDFファイル)
当社に対する損害賠償請求訴訟の提起に関するお知らせ(東芝)(PDFファイル)
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