フランスの銀行大手ソシエテ・ジェネラルが、男性トレーダーの不正取引で49億ユーロ(約7600億円)に上る巨額損失が発生したと発表したという記事。そのほか、サブプライムローン問題で新たに20億5000万ユーロ(約3200億円)の損失が出ています。
「不正をしたのは欧州株指数の先物を扱うトレーダー、ジェローム・ケルビエル氏(31)。昨年から今年初めにかけ、権限を大幅に越えて不正な取引をし、巨額の損失を抱えた。取引内容は特殊なものではないが、管理部門で取引手順を熟知していたことを悪用し、損失を架空取引で隠そうとしたという。」
Fraud Costs French Bank $7.1 Billion
この記事によれば、同じくフランスのCrédit Agricole銀行でも、権限外のトレーディングにより、2億5000万ユーロの損失を昨年9月に計上しているそうです。
過去の同様の事件として、毎日の記事では、英投資銀行ベアリングズと大和銀行の不正事件、NY Times紙では、住友商事の不正銅取引事件(26億ドルの損失隠し)を挙げています。
最近の「不正経理」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2000年
人気記事