会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

分配可能額を超えた剰余金の配当に関する社内調査委員会および外部調査委員会設置完了(リソー教育)

分配可能額を超えた剰余金の配当に関する社内調査委員会および外部調査委員会設置完了のお知らせ(PDFファイル)

リソー教育(東証1部)のプレスリリース。

分配可能額を超えた剰余金の配当(すでに発表済み)について、過年度分も含めて、超過額の全体が判明したようです。

「当社は、2020年7月15日付「分配可能額を超えた剰余金の配当に関する調査委員会設置のお知らせ」にて公表いたしましたとおり、2021年2月期第1四半期決算公表後の再確認の過程において、2020年2月期第4四半期配当金(1株当たり3円)の支払いの時点で、会社法および会社計算規則により算定した分配可能額を超えていたことが判明いたしました(配当総額440百万円、配当超過額389百万円)。これを受けて、過去に遡り社内で調査しましたところ、さらに2019年2月期第3四半期配当(配当総額369百万円、配当超過額49百万円)および2020年2月期第2四半期配当(配当総額442百万円、配当超過額310百万円)、第3四半期配当(配当総額442百万円、配当超過額442百万円)においても、分配可能額を超えていたことが判明いたしました(累計配当超過額 約11億円)。」

社内調査委員会と外部調査委員会を設置して、原因解明等をさせるそうです。

同社は数年前に虚偽記載事件を起こしています。それを機会に、内部統制などを見直しているはずですが...。

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