米国の名門オーケストラが連邦破産法11条の適用を裁判所に申請するという記事。
「米主要オーケストラが11条適用を申請、事実上経営破綻(はたん)するのはこれが初めて。・・・
APによると、同楽団は今シーズンのチケット売り上げなどで計3300万ドル(約27億4千万円)の収入がある見通しだが、運営費として4600万ドルが見込まれ、緊急の資金調達を図っても、500万ドルが不足するという。
同楽団には1億4千万ドルの基金もあるが、経営側によると使途が厳しく制限されている。・・・」
非営利団体もいわゆるチャプター11の対象とは知りませんでした。基金があるにもかかわらず、法的な破たん処理を行うというのは、日本とは少し事情が違うようです。
The Philadelphia Orchestra Association files for Chapter 11 Bankruptcy
Protection(PDFファイル)
日本では、大地震の影響で、川崎のコンサートホールが大きな損害を被っており、オーケストラにも影響が出ています。
東日本大震災:本拠ホール被災した東響…内外に支援の輪(毎日)
2004年にできたばかりなのに、ホール天井の仕上材や軽量鉄骨が客席に崩落し、復旧の見込みが立たない状態です。(写真あり)
ミューザ川崎シンフォニーホール
大手ゼネコンが建設した新しい建物だからといって、安心はできないようです。
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