ジャスダックとヘラクレスの統合のあり方を提言するために議論していた大阪証券取引所の有識者委員会が、報告書を正式発表したという記事。
「新市場の区分では、企業の安定性を重視した「スタンダード」と、成長性のある企業を集めた「エマージング」(いずれも仮称)の2種類を設け、並列的な関係で運営することが望ましいとした。
上場制度のあり方では、成長企業を育成する観点から、「入り口」の新規上場基準を引き上げる方法はとらず、上場後の管理の厳格化を提言。上場企業に問題行動があった場合、迅速に投資家に注意喚起するための「監視区分」を新たに設けることや、新任の社長や適時開示担当の取締役を対象とした研修を、大証が主催することなどの具体策を盛り込んだ。」
そのほか、統合新市場の名称は「ジャスダック」が有力な選択肢だそうです。
「市場統合のあり方に関する委員会」の報告書について(大証のプレスリリース)
監査法人に対する要望事項も書いてありました。
「行政当局は、中堅・中小企業が成長のために経営資源を有効活用できるよう、内部統制の実効性を維持しつつ、そのためのコスト負担を軽減するための環境整備を検討すべきである。また、監査法人も同様に、内部統制手続き・監査手続きをいっそう円滑にするための環境整備を検討すべきである。」
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