金融庁は、「有価証券報告書の作成・提出に際しての留意事項」(平成26年3月期版)を、2014年3月31日に公表しました。以下の3項目に分けて、留意事項を述べています。
1.新たに適用となる開示制度・会計基準に係る留意事項
平成26年3月期に新たに適用となる開示制度・会計基準として、
・退職給付会計改正、
・連結会計基準改正(特別目的会社関係)、
・単体開示簡素化
を挙げています。(詳しくは別紙1(PDFファイル))
2.最近の課徴金事案及び自主訂正事案を踏まえた留意事項
売上の過大計上・前倒し計上、棚卸資産等の過大計上(売上原価の過少計上)、有形固定資産の減損損失の過少計上、無形固定資産(のれん)の減損損失の不計上、有形固定資産の取得原価の過大計上、株式の減損処理の未実施、貸付金の貸倒引当金の未計上などの手口を挙げて、注意喚起しています。
3.有価証券報告書レビュー(平成25年3月期以降)を踏まえた留意事項
企業結合に関する開示、事業分離に関する開示、固定資産の減損、金融商品に関する注記及びデリバティブ取引に関する注記、(開示に当たって適用する)重要性の判断、特別損失の開示といった項目を取り上げています。
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