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PwC Japanグループ、「アニュアルレビュー2023」を公開(PwC Japan)

PwC Japanグループ、「アニュアルレビュー2023」を公開

PwC Japanグループは、「アニュアルレビュー 2023」を、2023年12月1日に公開しました。

「PwC Japanは、「社会における信頼を構築し、重要な課題を解決する」をPurpose(存在意義)に掲げ、成長戦略である「The New Equation」を通じ、企業の持続的な成長とその基盤となる信頼の構築に貢献することを目指しています。アニュアルレビューでは、幅広いステークホルダーの皆様に、2023年度(2022年7月~2023年6月)の活動実績や具体的な取り組みをご紹介しています。」

売上、人員数とも、大幅に伸びているそうです。

「2023年度末(2023年6月末)、PwC Japanの業務収益(※1)は9期連続の2桁成長を達成しました。また、人員も2年連続で1,000人規模の純増となり、多様な分野において高い専門家を備えたプロフェッショナルファームとして体制を強化しています。

業務収益:2,506億円(前年度比10.0%増)
総人員:約11,500人(前年度比13.3%増)

 ※1 グループ単純合計」

20ページほどのパンフレットです。

ちょっとあやしいグラフがありました(PDF版8ページ)。

このグラフでは、「アシュアランス」(会計監査などを含む保証業務のことでしょう)の収入は700億円ぐらいと読めます(黄色の部分の上の線が1800億円ぐらいに位置している)。しかし、PwCの監査証明業務は、旧あらたが約300億円(売上の半分)、旧京都が約60億円で、合計360億円程度です(直近決算期)。300億円ぐらいの差があります。公認会計士法の監査証明業務以外の保証業務をやっている可能性もありますが、ちょっと差が大きすぎます。

法定の報告書ではないので、細かいことをいってもしかたがありませんが、あまり信頼できない感じです。(会計監査以外のアシュアランスを300億円もやっているのなら、もっと宣伝してもよさそうなものです。)

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