会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

高齢者から3億円詐取・横領1・5億…元弁護士に懲役12年求刑、検察「弁護士の仮面かぶった反社会的勢力」(読売より)

高齢者から3億円詐取・横領1・5億…元弁護士に懲役12年求刑、検察「弁護士の仮面かぶった反社会的勢力」

詐欺や業務上横領などの罪に問われている元弁護士(60歳)の刑事裁判の記事。検察が、検察側は懲役12年、罰金2000万円を求刑したそうです。

「起訴状などによると、××被告は2017~19年、元会社役員の男(60)(1審で懲役6年、罰金1200万円の判決、控訴中)と共謀し、男が高齢女性に対する債権を持っているように装い、女性の口座を差し押さえるなどの手口で計約3億円をだまし取るなどしたほか、21年には特別清算手続き中の会社の預金1億5000万円を横領したなどとされる。

検察側は論告で、××被告が債権についての契約書を偽造したなどとし、詐欺の故意があったと主張。」

弁護側は、実際に債権があると信じていたので詐欺罪は成立しないと主張しているそうです。

士業の犯罪としては、粉飾・脱税を指南する会計士・税理士というのもいますが、「弁護士の仮面をかぶった反社会的勢力」となると、それより、1段階悪質さの程度が高いようです。たしかに、弱い立場の被害者を、専門知識・能力を使って食い物にしているという印象です。脱税・粉飾指南は、もちろん悪いことですが、相手は権力をもつ当局であり、また、正当な指導とのグレーゾーンもあります。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「その他不正」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事