浅草寺を母体とした社会福祉法人「浅草寺病院」の元経理課長の男が、僧侶の治療費を水増し請求するなどの手口で、約2億7000万円を着服していたという記事。
「病院関係者らによると、浅草寺の僧侶が同病院で受診した場合、医療費の自己負担分3割は浅草寺に請求でき、寺が僧侶に代わって支払う制度となっている。男はこの制度を悪用し、平成18年8月ごろから21年11月ごろに、僧侶の医療費を水増し請求。その分を浅草寺から自分や妻の口座に振り込ませたり、支払われた小切手を着服したりする手口で横領を繰り返していた。」
「同病院には経理担当者が男しかおらず、不正を防ぐ仕組みが取られていなかったという。」
小さな組織でも最低限の内部統制は必要ということでしょう。
ちなみに、ホームページによるとこの病院の理念は、「観音様の大慈悲にそって、思いやりの精神をもとにあたたかい医療を提供します」というものです。
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