3月26日に開催された企業会計審議会総会・監査部会合同会合の議事次第が、金融庁のサイトに掲載されています。
総会が開催されるということは、通常、基準が承認されたということですから、おそらく監査基準の改正が承認されたのでしょう。
監査部会と総会それぞれ1回ずつの計2回で審議が完了したことになります。各界の重鎮を集めた審議会を何回も開催するほどの改正ではないのかもしれませんが、監査報告書の記載内容を変えるという、監査人にとってはそれなりに重要な改正です。企業会計審議会の今の体制では十分な審議ができないというのであれば、会計基準のように、外部の民間組織(たとえば会計士協会)に基準の制定権限を付与すればよい(承認権限だけ金融庁がもてばよい)のではないでしょうか。
企業会計審議会という名前も、企業開示審議会か何かに変えて、開示ルール、会計基準、監査基準を含む、企業開示のルールづくり全般を大局的に監督する組織にする方がよいでしょう。
監査基準の改訂に関する意見書(案)(PDFファイル)(承認されたと推測される監査基準)
当サイトの関連記事(監査基準改正の公開草案について)
「監査基準の改訂について」(公開草案)に対する意見について(日本公認会計士協会のサイトより)
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