まず、あずさが監査契約継続を辞退したケース。
(1)スペースバリューホールディングス(東証1部)
会計監査人の異動に関するお知らせ(PDFファイル)
あずさ→PwC京都監査法人、の交代です。
「当社は、2019 年4月 11 日付公表の「第三者委員会の調査報告書の受領に関するお知らせ」のとおり、第三者委員会より、原価付替えその他会計処理に係る不適切処理、レンタル工事未払金の過大計上、マレーシア国その他の海外案件に対する独断的な意思決定及びそれに伴うビジネスリスク精査の欠如並びにモニタリング不全、横浜市において建設が計画されたホテルに係る不適切な会計処理といった不適切行為並びに上場企業として不適切な内部管理態勢が認められた旨の指摘を受けました。
当社は、これを重く受け止め、2019 年4月 26 日開催の取締役会において再発防止策について決議し、この実行に取り組んでおりますが、有限責任 あずさ監査法人からは、当該再発防止策の実行途上の状況では、相当な監査工数の増加が見込まれ、監査人員の確保に不確実性が伴うことから、契約更新を差し控えたいとの申し出を受けました。当該状況を踏まえ、複数の監査法人を候補者として検討した結果、上記3の理由により、PwC京都監査法人を会計監査人として選任する議案の内容を決定いたしました。」
当サイトの関連記事(不適切会計に関する第三者委員会の調査結果について)←調査報告書では、監査人についてややきびしめのコメントがありました。
大手以外の交代。
(2)ユビキタス AI コーポレーション(ジャスダック)
公認会計士等の異動に関するお知らせ(PDFファイル)
A&Aパートナーズ→太陽、の交代です。
「当社は現会計監査人による適切かつ妥当な会計監査を受けておりますが、監査役会は、当社グループの事業規模を鑑み、会計監査に対応する業務の効率化や会計監査を通じた新たな視点、手法、助言などを期待し、会計監査人の見直しを検討してまいりました。」
「監査役会が太陽有限責任監査法人を公認会計士等の候補者とした理由は、新たな視点による監査が期待できることに加え、同監査法人の独立性、専門性、品質管理体制、及び監査活動の効率性を総合的に勘案した結果、適任と判断したためであります。」
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