カジノ運営会社の財務諸表の見方を解説した短い記事。IFRSや日本の会計基準では、詳細なガイドラインがなく、米国公認会計士協会が出しているガイドラインが参考になるといっています。
「海外では、さまざまな国・地域で、オペレーターがカジノ施設やそれを含む統合型リゾートや隣接するホテルなどを設置・運営しています。これらのオペレーターが開示する財務諸表によると売上高1つをとってもさまざまなサービスから生じていることを把握することができます。また、カジノに関しては、AICPA(The American Institute of CPAs。いわゆる米国における公認会計士協会)が、16章からなるカジノに関する監査および会計のガイドライン(Gaming Audit and Accounting Guide)を公表しています。」
この解説では、AICPAのガイドラインに即して、主に事業の分類やPLの表示について、説明しています。
事業の分類では、ゲーミング活動(オペレーターが顧客を相手に賭けをする活動)とゲーミング関連活動(顧客などから手数料を受け取る活動)に分けるのだそうです。
また、損益計算書のトップラインは、Net Gaming Revenue(NGR)というそうです。これは、Gross Gaming Revenue(GGR)(ゲーミング活動の勝ち負けの金額)からインセンティブの金額を差し引き、ゲーミング関連活動の金額やその他の金額を加減して計算するそうです。
ということで、顧客がギャンブルに投じた金額がそのまま売上になるわけではないようです。
詳しくは、本文をご覧ください。
記事でふれているAICPAのガイドライン(たぶんこれでしょう)。
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AICPAのサイトからも買えるようです。
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