会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

日本を襲うDDoSサイバー攻撃、打つ手はあるか?(ITproより)

日本を襲うDDoSサイバー攻撃、打つ手はあるか?

DDoS攻撃というサイバー攻撃の解説記事。金融庁への攻撃を例に挙げています。

「 「いろいろなソリューションを検討してはいるが、予算が潤沢にあるわけではない。回線を少し増強するぐらいではいたちごっこになってしまう。政府内のセキュリティ専門機関にも報告・相談はしているが、予算がすぐに出るわけではない。決定的な打ち手が見つからない」。

 金融庁の担当者は、こう苦しい胸の内を明かした。金融庁は2016年に入ってから分散サービス妨害攻撃(DDoS攻撃)に遭い、たびたびWebサイト(写真1)が閲覧できない状況に陥っている。第1波は1月18日(関連記事:金融庁のWebサイトにDDoS攻撃、「アノニマス」の犯行声明も)。攻撃は19日にいったん収束し、20日に「復旧した」との告知を出した。

 ところが、31日深夜にDDoS攻撃の第2波が来て、Webサイトに接続しにくくなった。この状態は2月3日頃まで続いた。その後、2月12日までは小康状態が続いているが、いつ第3波が来ないとも限らない状況にある。」

「金融庁は最近では東芝の監査を担当していた新日本有限責任監査法人に業務停止処分を下すなど、中央省庁の一つとして強い権限を持つ。だがWebサイトに関して言えば、平常時のアクセス数は人気のある個人ブログよりも少ない水準だとみられる。「年2回の公認会計士の合格発表時を除けば、日常的なアクセスは多くない。DDoS対策のためだけにサーバーや回線を増強する対応は取りづらい」(金融庁)のが実情だ。」

個人ブログ以下だとしたら、多額の税金をかけて対策する必要はないかもしれません。(EDINETだけは死守すべきと思いますが)

ただし、アカマイという有名なネットワークサービス会社は、「DDoSでWebサイトがダウンすると隠せないので表に出やすいという面がある。我々の観測網では、日本の組織へはDDoS以外のサイバー攻撃も多数仕掛けられている」といっているそうです。

この時期は、こちらの方がはるかに影響甚大かもしれません。

国税庁サイト閲覧できず サイバー攻撃か(日経)

「国税庁は10日、ホームページ(HP)が同日午前から閲覧できない状態になっていると発表した。復旧に向けた作業を行っているが、めどは立っていない。同庁はアクセスが集中していることがつながりにくい原因と説明。サイバー攻撃の可能性もあり、関連を調べている。」

「国税庁のHPでは、16日に始まる確定申告に向け、「確定申告書等作成コーナー」などが利用できる。」

(今は復旧しているようです。)
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