上場会社の監査報酬が増加したという記事。
日経平均255社(東芝除く)の調査結果です。
「2014年度に主要な上場企業が監査法人に支払った監査報酬は前の年度に比べて6%増えた。国際会計基準(IFRS)の導入で監査業務が複雑化し、支払額が増えた企業が目立つ。監査報酬は内部統制報告制度や四半期決算導入が一巡した09年度ごろをピークに減少傾向にあったが、再び企業の負担が増してきた。」
ヤフー、ホンダ、コニカミノルタ、三菱重工が例に挙がっています。
(協会定期総会も近いので、明るい話題をリークしたのでしょうか。)
ためしに、日経記事で監査報酬16億円(47%増)とされる三菱重工業の有報を見てみると、大部分は、在外子会社分のようです。(国内分も増えてはいます。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/59/d4afbc8efb976fd03a96cf649b35c7c5.png)
(三菱重工業2015年3月期有報より)
国外部分が増えても、日本の監査業界は潤いません。