会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

架空取引で9000万円損失 住友ゴム子会社の元社員逮捕 警視庁、背任容疑(産経より)

架空取引で9000万円損失 住友ゴム子会社の元社員逮捕 警視庁、背任容疑

(実際に不正が起きたのは少し前のようですが)住友ゴム工業の子会社「住ゴム産業」の元社員(50歳)が背任容疑で逮捕されたという記事。

「捜査2課によると、××容疑者は土木商品の営業を担当。逮捕容疑は平成27年9~10月ごろ、宮城県の資材会社から商品を仕入れ、別の会社に販売する虚偽取引を社内に申請。約9000万円を会社に支払わせ、損害を与えたとしている。

××容疑者は取引先に架空伝票を作成するように持ち掛けていたという。取引先には別の取引を繰り返すなどして利益が出るように仕向けており、損害は数億円規模に上るとみられる。」

架空取引で9000万円以上の損害与えた疑い、元従業員の男逮捕(TBS)

「警視庁によりますと、××容疑者は2008年から8年間、同様の架空の取引をおよそ10社と繰り返し行い、住ゴム産業に数億円の損害を与えたほか、取引先から見返りとして数千万円を受け取っていたということです。」

住友ゴム系元社員を逮捕 9000万円背任の疑い 架空取引(日経)

「同課によると、架空取引は2011年ごろから50回以上、取引関係があった複数の企業を相手に繰り返されたという。住ゴム産業から計約17億円が流出し、うち数億円分が回収不能な損害額とみている。

××容疑者は架空取引の相手企業側から数千万円のキックバックを得ていた。」

単純に架空取引により仕入れ先に対して不正な支払いがなされたというだけであれば、売掛金が積み上がって、すぐにばれてしまいますが、循環取引的にカネを回して、滞留しないようにしていたのでしょうか。
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