日産自動車の経営が苦しいという記事。(これもインドがらみといえなくはありませんが)インド人役員の公私混同疑惑などを取り上げています。
「(8月に起きた日産の北米データセンターの)この停電の理由について日産幹部が打ち明けた。
「システム投資を怠ってきたからです。通常、データセンターにはバックアップ電源があり、不慮の事態に対応できるシステムになっていますが、それすら対応できていなかった。予防保全が充分になされていなかったわけです」
その幹部に投資を怠ってきた理由を聞くと、これはもはや「人災」に近い。
「日産ではシステム投資を年間に200億円程度使っていますが、そのうち約半分をインドにつぎ込んでいます。これには理由があり、インド人のトニー・トーマス常務が自分の故郷であるケララ州に『デジタル・ハブ』を強引に設立したことで、他の仕事に全くお金が回らない状況になりました」
インドにはチェンナイ(タミル・ナードゥ州)などにデジタルセンターがあり、ケララ州への新設は不要な投資と日産社内では見られている。ケララ州への投資の理由は「トーマス氏が同州への州知事選挙への立候補を予定しており、その選挙対策として日産の資金を活用しているのではないか、と社内では指摘され始めている」(同前)そうだ。
このトーマス氏は17年10月にゼネラル・エレクトリックから日産に入社し、すぐに常務執行役員兼CIO(チーフ・インフォメーション・オフィサー)に就任した。西川氏は17年4月に社長兼CEOに就任しているので、日産社内では「西川氏が採用して抜擢した人物」(同前)と言われている。
日本人幹部がトーマス氏にインド以外への投資などシステム予算利用の正常化を訴えると、こうした幹部は左遷や降格の憂き目にあっているという。トーマス氏が統括するのは日産社内では「グローバルIS・IT部門」と呼ばれ、日本には約350人の社員がいるが、こうした実態を嫌忌してこの2年間で50人ほどの日本人が退社したという。」
こういうこともあって、この部門にかぎらず、日産の日本人社員らの士気が下がっているのだそうです。
雑誌にリークするだけでなく、きちんと内部告発すればいいと思うのですが...。
日産自動車関連記事。
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「電撃的な解任劇から1ヵ月が経過した。9月16日に社長兼CEO(最高経営責任者)の職を解かれたはずの西川廣人・日産自動車取締役(以降、西川氏)が、今もなお、横浜の日産グローバル本社へ出社し続けている。朝から夜まで、ほぼ皆勤賞という熱心さだ。
さすがにCEO室からは退去したが、ボディーガードと秘書はついたまま。本社21階の役員フロアに、副社長クラスと同等の広さの個室があてがわれている。ご丁寧にも、ドア付近には「HIROTO SAIKAWA」のネームプレートまで備え付けられた。これから長きにわたって、会社に居座ることを決めたという意思表示なのだろうか。」
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