米PCAOBの元検査官が、KPMGが関わった検査情報漏洩事件（当サイトでも何回か取り上げています）で、有罪判決を受け収監されたという記事。
Jeffrey Wada, former inspections leader at the Public Company Accounting Oversight Board (PCAOB), has been jailed as part of the scandal involving the US regulator and KPMG
この元検査官は、KPMGに対して、検査情報を事前にもらしていたとして、９ヶ月の禁固刑を言い渡されていました。
Wada was sentenced to nine months in prison for giving advance notice of surprise inspections to Big Four firm KPMG.
KPMGの専門業務部門の元マネージング・パートナー（かなり上の方の職位だと思われます）も、１年の禁固刑を言い渡されています。
Last month David Middendorf, former managing partner of KPMG’s Department of Professional Practice, was also sentenced to one year.
元マネージング・パートナーは他の５人と共謀して、KPMGへの検査に関連するPCAOBの機密情報を入手し、その情報を検査結果をよくするために使っていました。
In March Middendorf and Wada were convicted following a month-long trial in New York. The case involved a scheme in which Middendorf, alongside five others, acquired confidential PCAOB information in relation to upcoming audit inspections at KPMG, which was then used to revise the firm’s targets, improving its inspection results.
Ex-PCAOB leader gets prison time for role in KPMG scandal（Compliance Week）
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