会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

独VW、5000億円支払いで米当局と合意-排ガス不正問題の決着で(ブルームバーグより)

独VW、5000億円支払いで米当局と合意-排ガス不正問題の決着で

フォルクスワーゲンが、ディーゼル車の排ガス不正問題で43億ドルの罰金・民事制裁金を支払うことで米当局と合意したという記事。

「今回の合意で米国とカナダでの排ガス不正問題の決着に向けたコストは230億ドル強に膨らみ、VWは引当金の積み増しが必要になる。この不祥事に関連してこれまでに計上した引当金は182億ユーロ(約2兆2200億円)。」

VW、5千億円支払いで米政府と合意 排ガス規制逃れ(朝日)

「VWが支払う金額のうち、28億ドルは刑事事件の罰金で、15億ドルは米環境保護局(EPA)などが起こしている訴訟の和解のため。また、有罪の条件として3年間の観察処分を受けることや、独立した法令順守担当の設置などに合意したという。VWは既に、この問題でEPAなどに対して150億ドル以上を支払う合意をしている。」

会社のプレスリリース。

Volkswagen reaches settlements with U.S. government

巨額罰金は米国だけかと思えば、韓国や中国でも...(別の会社の例です。)

韓国公取委、クアルコムに課徴金1000億円命令 独禁法違反で(日経)

「発表によると、同社はスマホに欠かせない通信用半導体のライセンスを端末メーカーに付与するのを制限したり、端末メーカーに不要なライセンスを含む包括契約を強要したりした。公取委は、これらが独禁法が禁じる「優越的地位の乱用」にあたると認定した。

クアルコムの通信用半導体を巡っては、中国の独禁当局も2015年2月、当時のレートで約1150億円の罰金支払いを命じている。」
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