仕組み債の販売に関するスタンスが証券会社によって大きく異なるという記事。
「インターネット証券大手のマネックス証券が、日経平均株価の水準次第では元本が減少するリスクがあるリンク債を発売する。・・・
この商品は1年満期で年4・7%の高金利。ただし、日経平均の終値が7月14日より2割以上下がる日が1度でもあれば、償還額は日経平均の下げ率で決まる。2割安の後に2倍高になっても、償還額は元本を超えない。2割安を回避できれば、元本通りに償還され、高金利も得られる。」
監査を受けているような立派な会社は、買わないとは思いますが・・・。
他方、いちよし証券は、「公募仕組み債は取り扱いません」という基準を明らかにしているそうです。
日経平均リンク債の広告
いちよし基準(PDFファイル)
手元の参考書(新保恵志著「金融商品とどうつき合うか」)にはこういうことが書いてあります。
「オプションを組み込んだ金融商品は、そのほとんどがリスクを消費者に転嫁することによって、一見高利回りに見せかける仕組みのものが多く、消費者にとってメリットなどほとんどない。」
「アレンジャーたる証券会社はプレミアムの中から、自らが受け取る手数料(アレンジメント手数料)を抜いており、消費者はリスクに見合ったプレミアムを受け取っていない可能性が高いことも注意を要する。」
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