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フリーランスの多くが廃業に追い込まれる…あらゆる団体が「インボイス制度は延期すべき」と訴えるワケ(PRESIDENT Onlineより)

フリーランスの多くが廃業に追い込まれる…あらゆる団体が「インボイス制度は延期すべき」と訴えるワケ

『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』の著者である山田会計士によるインボイス制度解説記事(一般向け)。

消費税の仕組み、インボイス制度のねらい、事業者にとってのメリット・デメリット、個人事業主・フリーランスが打撃を受けることなどについて、わかりやすく解説しています。

最後の、今後の動きに関して予想している部分より。やや、あおり気味な感じもしますが...

「いま、さまざまな団体から「インボイス制度反対」の声が上がっています。

日本商工会議所が発表した「令和5年度税制改正に関する意見」によると、インボイスがなくても、会社から免税事業者に支払った消費税は100%控除してもいいんじゃないかとしています。

これなら、会社も免税事業者もこれまで通り取引できると思われますが、そうなると、益税を廃絶したいという財務省のもくろみが外れてしまいます。

また、日本商工会議所は、中小企業経営の実態を踏まえ、混乱が避けられない場合は、インボイス制度の導入時期の延長を訴えています。

最近、こうした延期の提言が各所で見られるようになりました。

このままインボイス制度の導入を強行すると、個人事業主・フリーランスの多くが売り上げを減らしたり、ひどい場合は廃業を迫られる可能性があります。

はたして財務省は、そうなってもいいという強い覚悟を持って、インボイス制度を導入しようとしているのか、個人的には疑問に思うこともあったりします。

実は、昨年の今頃も、「電子帳簿保存法」を2年間延期するというケースがありましたので、インボイス制度が延期される可能性もあるかもしれません。

そうしたことを踏まえ、インボイス制度を予定通り2023年10月にスタートできない可能性が、日に日に高まっているようにも思えます。」

当サイトの関連記事(インボイス発行業者への登録が進んでいないという記事などについて)

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