労働基準監督署

社会保険で
膨大な登録漏れ登録違いが発覚したあのころ

社員がひとり退職するため
労働基準監督署に
労働保険の資格喪失手続きに行った

用紙に記入して順番が来て呼ばれて行った
職員の人がコンピュータで調べて

この方は加入していません
登録がありません
何か証明になるものをお持ちください

そう言って差し戻された

そんなばかな！
10年も勤めているし！
ずっと労災も雇用保険も払っているし！

幸いそういう手続きの時は必ず
今までの控えのファイルを持って行っている

急いでファイルを繰って
加入当初の複写の控えを見つけ
再度同じ窓口へ

それを渡すと
退職の手続きが完了した
たぶんコンピュータ上の就職時の手続きも

これか！という思いだった
あの社会保険の膨大な登録漏れ登録間違い
コンピュータに登録を移行したときに漏れていたわけだ

労基署も同じだったのだ