法事の買い物

７月１８日月曜日　海の日
父の１３回忌をします

で　お供えを買うために
二日前のきょう
７９歳の母をスーパーに連れて行った

スーパーが開くころ迎えに行き
実家の鍵を開けて台所まで入ると母が

あら？きょうはどうしたの？

最初　母は法事の前の日にと
言ってはいましたが
前日では　もし買い忘れとかあったら
間に合わないから土曜日にしようと
きのうの夕方まで何度も言っていたのに

ちょっとは予想していましたが

スーパーに行くと
入口から入ってすぐのところの
産直品の椎茸を選んで

しばらく進んで
普通の椎茸の売り場で

椎茸買わんと・・・

椎茸さっき取ったじゃない！

あ、そやった

今度は

ポカリスエット買わな・・・

ポカリスエット飲みかけがあるし
去年から開けてないアクエリアスがあるじゃないの！

そやったかね・・・

お供えの果物とお菓子を選んで
レジを済ませ　空き箱に詰める

２階の駐車場まで箱を抱えて運ぶので

カート返してね

頼んで階段をあがりかけたが
気になって出入り口のカート置場を見ながら
ゆっくり上がった

重たいからほんとは　さっさと運びたい

えらく戻って来るのが遅い
戻ってきたと思ったら案の定
逆の方に行こうとしている

階段の途中から

こっちよ～こっちよ～

叫ぶと気付いて上がって来た
方向音痴は今に始まったことではないが

わたしを見失わないように
重たいけどゆっくり進む

いつも一緒に実家の仕事をしているので
めったにふたりで買い物に行くことがない

仕事ではいつもわたしが半切れになる
こういう買い物だと　笑える

母はこの暑さにくたびれていた

電器屋さん

バス停の前の１０階建てのビルの９階ですからね

念を押してくわしく言っているのに
ろくに聞かないで電話を切られた

テレビの修理を頼んだ電器屋さんのメーカーさん

いつ来るやらわからない電気屋さんを
日がな１日待っているわけにはいかないので

アパートのドアに
「子どもと外にいます」
と書いたメモを貼って

２歳の息子を外で遊ばせていた

エレベーターが見える住宅付設の広場
来訪者ほぼ全員見えるし
名まえを呼んでくれればわかる
ところが
電器屋さんらしい人は通らないし
息子とうちに帰ってからも
一向に来ず　夕方になった

夕方になって
電器屋さんからの電話

１０階建てのビルなかったですよ
９階建の８階に同じ名まえの家がありましたけど
そこは違う家でした

(当り前だろう！そこはスーパーの上のビル！
違うビルだし！よその家だし！）

電話かけたけど
奥さん留守だったでしょう！

（こっちのせいにされてる）

だから　間違えやすいから
バス停の前の１０階建てと
詳しく言ったし！

いくらわたしが暇人でも
買い物ぐらいは行くし
行かなければならないし！

子どもは外で遊ばせるし

２５年も前になりましょうか

その頃には大勢いたのだろう
小さな子どもと家にいる主婦はいつも暇なのだと
思い込んでいるいやな人種(男性)

経理学校

短大生だった１９歳のころ
春休みから半年間　夜間の経理学校に通った

高校普通科から短大家政科
教職科目も取ってないし
就職につながるものがない

という理由もあったが
そのころちょっと心境の変化が起こることがあって
ひとり思い立った

のだったが
同じ短大のサークル　筝曲部の友達がふたり
ついてきた

ひとりはわたしと同じように
普通科出身で簿記初心者

もうひとりは商業高校出身で
簿記３級取得者
彼女はひとつ上のクラスに入った

いろんな人がいた

１７歳の女子事務員
大きな会社の事務職のOLさん
経済学部の大学生
英文科の女子大生
金庫の会社の人
タクシー会社の事務職の人

勤務先とは無関係に個人で
社会保険労務士を取得した４０代の会社員の人

そのやせ形で眼鏡をかけた温厚なおじさまは
ある会社の社会保険事務を請け負っていて
労災の手続きに行くと
あなたは社長さんですかと言われたんですよ
と話してくれました

ある日　どうしてそうなったのか
覚えていないが
２０代前半の会社員の人と
夜の帰り道一緒に歩いていた

一見整った顔立ちのその人

母を旅行に連れて行きたい
１０万円くらいでいけるかなあ

（なんだ？その親孝行息子ですアピールは？
もしかして　マザコンですか～）

ぼくは結婚したら妻は働かせない

（はあ　そうですか
妻に稼がれちゃうと
誰に食わしてもらってるんだ！
とは　言えませんもんね
自分にそれ以上の価値がないということに
気付いているんですね）

頭の中の採点表に×と付けていた