F.F.F.  ~fans make the fantastic fields~

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●ナベツネの雲行き。吉報か?凶報か?

2004-08-14 18:29:37 | ニュース

ナベツネが辞任してから1日たって
様々なブログで様々な見解が聞かれます。

額面通り狂喜乱舞する人も
裏を読んで態度保留の人も
穿ちすぎて暗澹たる見通しの人も
いますね。

本当のところなんて
まったくわかるもんでもないんですが
取りあえず、私なりに
考察してみようかな・・・と。

まず一番初めに言っておきたいのは
ナベツネほどの大物が
たった200万の不正如きで
辞める必要はないということ。

もっといえば
その程度のスキャンダルは
彼の剛腕と権力を持ってすれば
もみ消すことなどたやすい。

よって、彼の辞任を
読売の発表通りに取るのは
あり得ないと言っておきます。

てかこれは、当初から
統一見解といっても良いですよね。

では彼はなぜ辞めたのか。

・・・となると
この突然の辞任劇を
球界再編の動きと
リンクさせないわけには行かない。

ここまでも、まあみなさん同じですね。
問題はここからなんです。
それは、何を睨んで辞めたのか・・・と言うことです。

可能性は大きく二つあります。

可能性その01
「再編の動きからの撤退」
可能性その02
「表舞台からの撤退」

私たちのようなモノには
前者の方が嬉しく
球団経営者にとっては
後者の方が頼もしいと言ったところでしょう。
後者に関しては「院政」を敷く何て言い方を
してらっしゃる方もいます。

まあ、どれだけ言葉を尽くしても
予想や憶測の域は出ませんが
私としては、可能性その01の方だと思っています。

理由は一つ。
読売グループの利益です。

はっきり言って、
このままの形で運動が進んでゆけば
一番損をするのは読売です。

もちろん、他の球団や親会社も
それなりの損は被るでしょうが
やはりその矢面に立つのは読売です。

しかも再編されないと困る他球団と違い
もともと読売としては
1リーグにならなくても
困らないと言う立場がある。

しかも読売は「マスコミ」
民意に背いては生きていけない職業です。

電鉄会社が気に入らないからといって
電車に乗らないと言うわけには行かない。
食品業の全商品を非買運動するというのも
実質的に無理に近い。
デパート業は人気に左右されにくい。

そんな中、いくらナベツネとはいえ
ここまで徹底的に嫌われた人間を
球団の顔として据え続けることは
読売グループとして圧倒的に不利です。

そこで、彼のメンツを壊さず
また大してダメージを受けない形として
今回の「スカウト違反」の辞任劇
となったのではないでしょうか?

「スカウト違反」に関しては
別に発表されずとも皆知っていましたし
ナベツネとしては
部下の不祥事の責任をとってやめる、という
印象としては悪くない辞め方。

まさに花道です。

悪者扱いは覚悟していたモノの
ここまでとは想像できず
個人として困るわけではないから
とっとと身をひいた・・・。

それが真実だと思うなぁ。

院政を敷くと言うことに関しては
ボクはないと思っています。
結構強烈に。

今回の「スカウト違反」に関してですら
たぶん読売の想像以上に
批判の声が寄せられているのだそうです。

そんな中、今まで通りに
ナベツネの意向だとわかるようなことをしては
間違いなく読売は終わる。

民意は今、読売をかなり追いつめている
そう思います。









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